淘宝網は12日、今年の消費のキーワードを発表した。「霾単」(煙霧対策のショッピング)、「父嬰時代」(子どものために消費する父親の増加、「イクメン」時代)、「大黄鴨」(ラバーダック)、「県金流」(県エリアでの消費の増加)、「手機購物」(携帯電話を介したショッピング。モバイルショッピング)などが選ばれた。ショッピングと生活には密接な関わりがあり、キーワードを通じて今年の人々の生活や心情をうかがうことができる。
▽「霾単」 ネット利用者は煙霧対策に8億7千万元
淘宝網がまとめたデータによると、全国の淘宝利用者が今年、マスク、空気清浄機、室内用ランニングマシーンなどの煙霧対策製品に費やした金額は8億7千万元、購入件数はのべ450万件に上った。このうちマスク購入者は前年比181%増加し、空気清浄機購入者は同131%増加した。
変化したのは数字だけではなく、地域も変化している。江蘇省、浙江省、上海市などの南方と北京市などの北方が、今年の冬は煙霧問題で一緒に頭を抱えるようになった。昨年はマスクなどの煙霧対策製品の購入者の分布は北京が他地域を大幅に上回っていたが、今年は気が付けば江蘇省が北京を凌駕していた。
あるネットユーザーは、「この一年は、国民を挙げて煙霧対策のショッピングを始めた年になった」と書き込んだ。
▽「父嬰時代」 男性3千万人が子ども用品181億円を購入
子どもをめぐる経済が熱いのがここ数年の目立った現象だ。今年の突出した現象としては、父親が消費層として確立されつつあることが挙げられる。