スイス大手銀行UBSは12日、「2014年アジア見通し」を発表し、アジア諸国の経済(日本を除く)の2014年の成長率は6%に達するとの見方を示した。
同報告書によると、2014年、輸出がよりプラスの効果を発揮することで、韓国では好調な成長が期待できる。米連邦準備制度理事会(FRB)が資産買い入れの縮小に踏み切ることを受け、韓国ウォンとシンガポールドルは資本の流出を食い止める能力があることを証明すると見られる。一方、インド・ルピーとインドネシア・ルピアは資金流出のリスクに直面する可能性がある。人民元は安定しているため、好感されるだろう。全体的に言えば、アジアの株式のバリュエーション(株価評価)は魅力があり、中でも中国市場は際立って魅力的である。
報告書はまた、一部のアジア諸国は国内におけるアンバランスの問題を解決する必要があり、中国が解決の良いモデルを示している。