盧氏は、「今年の第1−3四半期に、北京のオンライン売上高が初めて伝統的な百貨店を上回り、北京の消費成長の主力軍になった。今年1−10月の北京市の一定規模以上卸売・小売企業のオンライン売上高は44.9%増の716億6000万元に達し、全市の社会消費財小売総額の10.5%を占め、伝統的な百貨店を追い抜き、全市の社会消費財小売総額の成長率を3.6ポイント引き上げた」と説明した。
ECの衝撃を受け、百貨店は変革の岐路に立たされている。同フォーラムで発表されたデータによると、2012年の81社の中・大型百貨店企業の売上高は8.92%増の2282億7000万元となり、2011年の16.5%という通年の増加率を大幅に下回った。
同フォーラムに出席した専門家は、「百貨店は将来的に中所得層をターゲットとし、高級百貨店と低級百貨店が中級百貨店に歩み寄る」と指摘した。ECはより多くの基礎的な低価格商品をカバーしているため、これまでの百貨店は主に高所得者を引き寄せようとしていた。しかし中産階級の拡大に伴い、中所得層が消費の主力軍になった。将来的により多くの百貨店が自らをミドルエンドとして位置付け、飲食業や娯楽業など多くの分野に進出するだろう。