「高速鉄道外交」は2013年、メディアが中国の外国との経済・貿易協力および対外関係を紹介する際に、頻繁に使用するキーワードとなった。李克強総理が高速鉄道の「セールス」に出かけ、中国とタイは「米と高速鉄道を交換」とされる提携意向をまとめた。中国はまた英国の高速鉄道建設、セルビアとハンガリーを結ぶ高速鉄道の共同建設に加わり、ルーマニアと高速鉄道を巡る提携を決定した。「高速鉄道外交」はメディアの目を引きつけており、「ピンポン外交」、「パンダ外交」に続く、中国の外交とイメージを示す新たな名刺になった。経済日報が伝えた。
中国の高速鉄道の海外進出と、「高速鉄道外交」が国際舞台に上がったことは、中国経済の急発展に伴う必然的な結果だ。2008年8月に中国1本目の高速鉄道「京津都市間鉄道」が開通してから、中国の高速鉄道の運営距離は現在すでに1万キロを突破し、世界最長となっている。中国の高速鉄道はコストパフォーマンスが高い。海外の高速鉄道建設費は1キロ当たり5000万ドルに達するが、中国は3300万ドルのみだ。導入・消化・吸収・革新を経て、中国の高速鉄道技術は世界先進水準に達している。中国の高速鉄道はさまざまな条件下で長期的に運行でき、安全で信頼性も高い。中国の高速鉄道技術は世界各国、特に開発途上国にとって魅力的だ。高速鉄道の海外進出、中国の「高速外交」の展開は、まさに最高のタイミングであった。