上海―北京の高速鉄道の距離は、英国の全長に相当する800マイルに達するが、乗車時間はわずか4時間48分だ。車窓からは、新しい鉄道により分割された農村や、沿線に突如出現した新しい都市を見ることができる。新しい鉄道網が、各駅周辺の経済を刺激していることが分かる。記者が話をしたすべての乗客のうち、高速鉄道のサービスの悪口を言う人はいなかった。多くの乗客は、中国が英国の高速鉄道発展に力を貸すことに期待していた。
英国の某設計コンサル会社の担当者は、「欧米の企業は、中国に注目するべきだ。『壊れるに決まっている、これは中国製なのだから』、『あの企業の商品は購入しない、中国製だから』といった話を聞くたびに嫌な思いをさせられる。中国は今や高い製造能力をつけているのに、このような時代遅れな考え方が存在するとは不快だ」と話した。
高速鉄道の成果を示すため、中国はルーマニア、タイ、ミャンマーなどの各国と交渉を進めており、さらには自国のプロジェクトで米英に力を貸そうとしている。技術者は、「中国の高速列車は国際基準に基づき設計されており、一部の分野の基準はさらに厳しいほどだ」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年1月15日