日本の2013年11月の経常収支は5928億円の赤字となり、1985年以来の最高記録となった。日本が長期的に維持してきた輸出大国の地位は、今や維持できなくなった可能性がある。1月15日付の香港紙『文匯報』が伝えた。
記録的な貿易赤字は、円安による輸出拡大が、エネルギー資源輸入の支出増、日本製品の海外での需要減などの負の影響を相殺していないことを意味する。日本の11月の貿易収支は1兆2543億円の赤字で、そのうち輸入額は前年同期比22.1%増となったが、輸出額は17.6%の増加にとどまった。円相場の上昇、経常収支の記録的な赤字により、日経平均株価は14日に3.08%安となった。