「中国の今の焦点は成長ではなく、インフレ率の低下と雇用促進にある」。中国財政部の楼継偉部長は主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議期間中、新華社の記者にこう述べた。24日付中国証券報が伝えた。
「各国は中国が引き続き世界経済のエンジン役を果たすことを望んでいるが、2009年と2010年のように中国が世界経済の成長に50%寄与するのは持続不可能だ。気候条件の変化、大気汚染、生産能力過剰、資源的制約などの影響で中国の世界経済の成長への寄与度は30%近く、今後はさらに低くなる可能性がある」と楼部長が述べた上で、各国が一丸となって世界経済の成長を促そうと呼びかけた。
「中国証券報」より 2014年2月24日