交通銀行シュローダー・ファンドマネジメントは、経済成長率は現在も低下中の可能性があると分析した。昨年第4四半期より、経済成長率が安定的に低下を続けている。過去2ヶ月の高頻度データとその他のデータを見ると、経済成長率が低下の流れを続けている可能性がある。間もなく発表されるCPI(消費者物価指数)、PPI(生産者物価指数)、経済成長データは全面的に、景気低迷の流れを裏付けると見られる。
JPモルガン・チェース中国担当チーフエコノミストの朱海斌氏は、「第1四半期に中国経済の成長率はさらに低下する。これは政府の経済構造調整、余剰生産能力の消化、昨年下半期の信用貸付の抑制による金融リスクの回避といった要素の影響を反映する」と分析した。
香港上海銀行の中国担当チーフエコノミストの屈宏斌氏は、「多くの兆しが、GDP成長率の低下のリスクが拡大していることを示している。政策措置の適度な微調整により、市場の景況感を安定させる必要があり、今後数四半期の経済成長も安定させなければならない」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年3月4日