純利益世界首位が数年続いている中国工商銀行は27日夜、2013年年次報告を公表した。昨年の同行純利益は2630億元、前年比10.2%増加し、依然、世界で最も利益を上げている銀行となった。新京報が伝えた。(1元=16.5円)
■1日7億元の利益
年次報告によると、昨年の純利益は2630億元。1日あたりの利益は7億2千万元で、利益額で依然銀行業首位。成長速度は中国銀行、中国農業銀行を若干下回った。これに先立ち中国銀行が公表した年次報告では、昨年の純利益は1569億元、12.36%増。農業銀行は純利益1662億1100万元、14.5%増。
「ザ・バンカー」誌が先ごろ発表したランキングによると、工商銀行は現在、世界で中核的自己資本最大級の銀行。
■不良債権率が上昇に
昨年末までに、工商銀行の不良債権率は前年末に比べ、0.09ポイント微増の0.94%。貸倒引当金カバー率は257.19%。一昨年まで、工商銀行の不良債権率は13年連続で下落していた。
工商銀行によると、市場が注目する地方政府融資プラットフォーム、不動産、生産能力過剰の業界において、同行は今後も融資総量規制を強化する。うち不動産融資については、すでにリスト管理を行っており、各都市、デベロッパーについて全面的に評価し、リストを作成する。(編集HT)
「人民網日本語版」2014年3月29日