周総裁は5月10日、市場の金利引き下げに関する予想について、「短期的なデータが発表されたからといって、何らかの問題が示されたとは限らない。中央銀行はこれまで、流動性の微調整を続けてきた。国務院はマクロ調整の維持を強調しており、大規模な刺激策を講じることはない」と表明した。
周総裁は、「経済情勢の判断は、より正確である必要がある。現在は変化が生じているが、結論は慎重に出さなければならない。短期的なデータが発表されたからといって、何らかの問題が示されたとは限らない。中央銀行は主に逆周期調整を進める。周期に変化が生じれば、中央銀行は逆周期調整を進めるが、その圧倒的多数は微調整である。この微調整は常に続けられている。それが目に見えようが見えまいが、中央銀行は続けている」と指摘した。
周総裁は、「微調整の調整のうち、一部は慎重なマクロ政策のツールであり、一部は流動性の調整である。流動性が高まった時に、典型的な金融政策の数的・政策的ツールが初めて必要となり、調節の程度が新たな段階に上がる。現在の状況の中、国務院はマクロ調整の維持を強調しており、いわゆる大規模刺激の政策を軽率に講じることはない」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年5月12日