複数の調査機関は、豚肉価格の上昇やタイムラッグ要因の影響を受け、5月の中国の消費者物価指数(CPI)の前年同期比上昇幅が4月と比べて明らかに拡大すると見ている。10日付中国証券報が伝えた。
申銀万国証券は最新の報告書で、5月の豚肉、果物の価格が大幅に上昇し、前年同期比上昇幅が2.6%―2.7%に達するなどの影響で、CPIの上昇幅が予想を上回る可能性があると指摘している。
しかし、通年のCPI上昇幅が2.8%超える確率がそれほど高くなく、長期的に見た場合、インフレ圧力は大きくない。今後、政策による刺激の度合いと効果が期待通りに現れるかどうかについて更なる検証が必要であるという。
「中国証券報」より 2014年6月10日