ソニーが電子書籍市場から徐々に撤退しているのは、アマゾンという強力なライバルとの競争の結果であり、特にキンドル系の電子書籍リーダーが採用する「低価格+定額コンテンツサービス」モデルとの競争の結果、ソニーの高額のリーダーに大きな圧力がかかったことが原因だ。また電子書籍リーダーの業態全体で市場発展の可能性が縮小したことがある。モバイルインターネットという大波の襲来、スマートフォンやタブレットコンピューターなどの新メディアの普及拡大、およびハードウエアのバージョンアップにともなう大量のアプリケーションの登場が、単一の機能しかもたない電子書籍リーダーの役目を奪うことになった。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年8月7日