中国国務院はこのほど、2014年に2回目の改正を終えた「中華人民共和国外資銀行管理条例」を発表した。国務院法制弁公室、中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の責任者は記者会見で、同条例の改正について説明を行った。22日付中国証券報が伝えた。
説明によると、外資系銀行の参入基準の緩和が今回の条例改正の主な内容となった。外資系銀行の中国における設立・運営の実情に基づき、効果的な監督管理の前提を満たした上で、外資系銀行の人民元業務への進出・経営条件を適度に緩和し、外資系銀行の設立・運営に緩やかで自主的な制度環境を提供する。
専門家は、「今回の外資系銀行の規制緩和は、中国銀行業の対外開放が加速されたことを意味している」と指摘する。また、外資系銀行が中国で「内国民待遇」を獲得してから、今後の発展により期待できるという。
「中国証券報」より2014年12月22日