アリババ・グループは昨日、目論見書を改訂し、今年第2四半期の業績を報告し、6月末時点で519億元の現金などの資産を保有していることを発表した。確かな情報によると、アリババは9月中旬にニューヨーク証券取引所に上場する予定で、今回は上場前最後の目論見書改訂となった可能性がある。海外メディアによると、アリババ会長の馬雲氏は上場を前にして、218億ドルの純資産により中国一の大富豪になった。
馬氏が中国一の大富豪に
アリババの正式上場を待たずして、馬氏の資産総額が推測された。ブルームバーグ・ビリオネア指数が発表したランキングによると、馬氏は218億ドルの純資産により中国一の大富豪になった。同指数が5月に発表したランキングは当時、馬氏の純資産を125億ドルと計算していた。同指数は馬氏の資産が急に増加した理由について、「前回は馬氏が保有するアリババの株式7.3%の価値のみを計算した。今回のランキングは、馬氏が保有する支付宝(中国最大のオンライン決済サービス)の親会社に属する5割弱の権益の資産についても計算した」と説明した。
興味深いことに、昨日発表された同ランキングを見ると、テンセントの創業者である馬化騰氏が163億ドル、百度の創業者である李彦宏氏が158億ドルの資産を保有しており、百度・アリババ・テンセントが中国人富豪の1−3位を占めた。4−6位は、万達集団会長の王健林氏、娃哈哈会長の宗慶後氏、京東商城の創業者の劉強東氏。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年8月29日