中国では、経済発展の質を全面的に向上させる堅塁攻略戦が始まろうとしている。「質は中国経済が健全的に発展できるかどうかに関わる問題だ」。第一回中国品質(北京)大会から中国の経済発展の質を重視することを促す声が伝えられた。中国の李克強国務院総理は講演の中で、質は国の総合実力を集中的に反映するもので、中国経済のグレードアップを図る上で要となっており、数億の国民の福祉に関わる問題だと指摘した。
李総理は、改革の深化を土台に、経済の質を全面的に向上させる堅塁攻略戦を繰り広げ、マクロ経済全体の質とミクロ面の製品·サービスの質の「同時向上」が必要であると強調した。
今回の会議は中国で開催された、品質を特定のテーマとした初の世界大会だ。欧米などの国·地域、国際品質機関の責任者、内外の企業家·専門家·学者等600人余りが出席した。今回のようなハイクラス会議の開催は、品質向上という肝心な問題に対する政府の意識がこれまでにないレベルに高まったということが反映されている。
ワシントンのシンクタンク、ピーターソン国際経済研究所のアダム·ポーゼン所長はこのほど記者とのインタビューで中国経済の試練という問題に意見を発表した際に、品質問題を中国経済が現在直面しているいくつかの主要問題の1つだと述べた。