中国の国務院常務会議は29日、金融分野の一層の開放を促し、国内キャッシュカード市場と決済市場の革新的な発展を加速し、現代サービス業の質を高め消費環境を改善するため、キャッシュカード決済市場を開放することを決定した。30日付中国証券報が伝えた。
今後、条件を満たす内外の企業は、中国国内でのキャッシュカード決済機関の設立申請が可能となる。クロスボーダー取引に外貨決済サービスのみを提供する海外機関は、原則的に中国国内で決済機関を設立する必要はないとされている。
国務院常務会議は同時に、管理を改善し、リスクを制御し、カード所持者の合法的な権益を守り、消費者の利便性を高め消費者に利益をもたらす開放的な金融市場の形成に取り組むことが必要であると強調した。
「中国証券報」より 2014年10月30日