11月17日、上海・香港株式相互取引がスタートした。中銀香港の個人金融部門の譚副総経理は先ごろ「相互取引に関する準備は完了している。香港の投資家による中国本土株投資の増加が期待される」と語った。
さらに同副総経理によると「中銀香港が行った投資家アンケートに、6割の投資家が3ヶ月以内に本土A株を購入する計画がある」と回答したという。そ
の主な投資理由は、▽足元のA株のレシオ(PER)が低いこと、▽ポートフォリオに組み入れることでリスク分散が図れる、▽国防軍需株、白酒株、レアメタル株などの香港市場にない銘柄を組み入れられる、などが挙げられている。
ただ多くの投資家は同時に、A株市場を理解するための時間が必要としており、中銀香港もそのための投資家教育に力を入れるとしている。また中国本土の投資家に対しては「中国本土の経済が成長を続けており、投資家の投資能力も拡大している。相互投資の解禁によって中国本土投資家の域外投資ブームが起きるに違いない」(同副総経理)と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年11月17日