「滬港通」(上海と香港の株式取引の相互乗り入れ制度)が17日、正式にスタートした。記念式典は同日午前上海市と香港で同時に行われた。18日付中国証券報が伝えた。
17日午前9時30分、中国共産党中央政治局委員・上海市党委員会書記の韓正氏、中国証券監督管理委員会(証監会)主席の肖鋼氏は上海証券取引所の取引開始のベルを鳴らした。また、香港特区行政長官の梁振英氏、香港証券取引所主席の周松崗氏は香港証券取引所の取引開始のベルを鳴らした。「滬港通」のスタートにより、上海市と香港の証券市場が連結され、中国資本市場の国際化は新たなステップに入っている。
「滬港通」実施初日、「滬股通」(香港証券取引所経由の上海証券取引所上場株の取引)の人気が高く、取引額が1日の限度額の130億元に達した。一方で、「港股通」(上海証券取引所経由の香港証券取引所上場株の取引)の取引額が17億6730万元で、1日の限度額の100億元には遠く及ばなかった。
「中国証券報」より 2014年11月18日