「滬港通」(上海と香港の株式取引の相互乗り入れ制度)が開始され、資本市場の各機関が進出に意欲を示し、保険資金も投資先を求めている。一連の保険資金運用政策が発表されたことを踏まえ、関連部門は保険資金の海外投資支援策を検討している。滬港通への投資に関する政策的指導も、この支援策の一部になる。19日付中国証券報が伝えた。
関係者は、「ウォーミングアップ」の力を発揮した滬港通が、保険資金の海外資本市場進出を探る「温度計」になると指摘する。慎重な保険機関は依然として、リスクコントロールの警戒ラインを厳守している。保険資金の滬港通への投資意向を見ると、保険機関が進出する時期は先送りされる可能性がある。短期間内に海外資産配置に大きな変化が生じることはない。
「中国証券報」より 2014年11月19日