中国商務省の房愛卿商務次官は27日に天津で開かれた会議で、「今年の下半期、中国の消費市場は安定的かつ健全な発展という新たな周期に入っている」と明らかにしました。
房次官は「今年の国内消費市場は全体的に安定した動向を保ち、4つの特徴が挙げられる」と指摘しました。第一に情報通信における消費の急成長、第二にサービス業における消費の持続的加速、第三に"大衆消費"の安定した回復、第四に有機野菜など安心・安全のための消費意識の向上だということです。
また、中国経済の「ニューノルマ(新たな常態)」という情況の下で、国内貿易は経済成長における基礎的かつ先導的な役割がますます強くなっているとみられています。これについて房次官は3つの重点を挙げました。第一にイノベーションをもって、流通の現代化を大いに発展させること、第二に改革を動力として、流通分野の改革を絶えず深化させること、第三に流通に関するインフラ施設の建設を強化させることだとしました。
「中国国際放送局日本語版」2014年11月30日