WTI原油先物(NYMEX)価格は1バレル60ドルに迫り50ドル台まであと一歩となった。最近の原油価格下落の主因について、業界関係者は「供給が拡大し、需要を上回ったことにある」と指摘している。12日付中国証券報が伝えた。
国際原油価格の先行き見通しはは依然として不透明だが、複数の関係者は取材に応じた際に、短期的には国際原油価格がさらに低下する可能性を否定できないとした。しかし原油生産コストの面から見ると、原油価格が低下を続ければ、価格水準に応じ原油の供給量が減少し、市場価格が安定化するという。ゆえに2015年上半期に、国際原油価格は1バレル70―80米ドルに持ち直し、徐々に安定化することになる。
「中国証券報」より2014年12月12日