中国の証券会社アナリストは、金融機関の新規人民元建て貸出金について、11月は6500―7000億元に、年間では9兆5000億前後になると予測している。12日付中国証券報が伝えた。
一方で、一部のメディアは「中国人民銀行(中央銀行)が2014年の年間新規人民元建て貸出金が10兆元前後になることを目指している」と報道している。これに関して、アナリストは「年間新規人民元建て貸出金の10兆元達成には、11月と12月の新規貸出金が平均で9000億元になることが必要だ。これは過去の平均値を大幅に上回るものだ」と話す。
なお、2010―2013年の中国の年間新規人民元建て貸出金の規模はそれぞれ7兆9200億元、7兆4800億元、8兆2000億元、8兆8900億元だった。
「中国証券報」より2014年12月12日