中国は2007年、最初の高速列車の運行を始めた。中国の高速鉄道網はすでに世界最大規模に達し、さらなる建設が進められており、2020年までに1万8千kmに達する見込みだ。「高速鉄道路線を1km敷くのに2億元、約2400万ユーロかかる」と北京のある専門家は指摘する。「我々は毎年少なくとも2千kmの建設を計画しているが、年間3千kmのペースで増設すれば2020年までに目標を達成できる。政府はこのために毎年約700億ユーロを支出する計画だ」
高速列車は、中国人の民族の誇りともなっている。腕時計が「メイド・イン・スイス」、機械が「メイド・イン・ジャーマニー」、電気製品が「メイド・イン・ジャパン」なら、高速鉄道は「メイド・イン・チャイナ」が定着しつつある。
中国は現在、世界各地で高速鉄道路線の建設のチャンスを探している。東南アジアやメキシコ、米カリフォルニア州のほか、シベリアを横断する高速鉄道の交渉も進められている。中国国有の列車製造企業2社もまもなく合併される。中国の高速鉄道は、世界市場のさらに優れた競争者として成長しつつある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年12月23日