中国の実質金利が低下傾向を維持へ 流動性は概ね潤沢の予想

中国の実質金利が低下傾向を維持へ 流動性は概ね潤沢の予想。

タグ: 中国金融

発信時間: 2014-12-25 16:17:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

2014年の中国の新規人民元建て貸出金は、10兆元の大台を突破しようとしている。中央銀行は預金準備率の引き下げを実施していないが、革新的な金融ツール、SLF、MLFの使用に苦心している。11月には利下げに踏み切り、資本市場の活況を促した。25日付中国証券報が伝えた。

経済成長率と物価上昇率は2015年にともに低下する見通しで、安定成長の維持における圧力が依然存在し、金融政策が重要な役割を担うことになる。適度な緩和、フレキシブルな政策調整により、市場金利の低下を促すと同時に、金融リスクに警戒し、経済の脱レバレッジ化を促す必要もある。そして、海外市場の動揺が資本流動による国内流動性への影響が拡大しており、金融政策の調整でより慎重な対応が求められている。

全体的に見て、中国の金融政策には緩和の余地が残されている。経済成長率と消費者物価指数(CPI)の上昇率がともに低下し、マネーサプライM2の一定の増加率を維持する状況下、国内の流動性が概ね潤沢に保たれると予想されている。

「中国証券報」より2014年12月25日

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