2014年の世界10大経済ニュース(1)

2014年の世界10大経済ニュース(1)。

タグ: 世界 経済ニュース

発信時間: 2014-12-24 14:58:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

1.欧米とロシア、経済制裁のシーソーゲームを展開

米国とEUはウクライナ危機を理由に、3月より対ロ制裁を繰り返している。ロシアは8月にその報復措置として、対ロ制裁国の一部の農産物の輸入を1年禁止・規制することを決定した。米国は9月12日、ロシアがウクライナ東部の安定を損ね続けていることを理由に、国防・金融・エネルギー業界に対する追加制裁を発表した。EUも同日追加制裁を発表し、ロシアのEU資本市場進出の制限を強化した。

2.マレーシア航空、2度の航空事故で経営が泥沼化

3月8日未明、北京着のマレーシア航空MH370便の離陸後、地上との交信が途絶えた。マレーシアの大統領は3月24日、最新の情報によると、MH370便は南インド洋に墜落したと発表した。マレーシア航空のMH17便は7月17日、ロシアの国境に近いウクライナ東部で撃墜され、乗務員と乗客の全員が死亡した。

マレーシア航空の四半期決算によると、同社の第3四半期の赤字額は5億7610万リンギット(約198億円)に拡大し、乗客数と収益が減少した。

3.米FDIC、金利不正操作で16行を提訴

米連邦預金保険公社(FDIC)は3月14日に世界の大手16行を提訴し、不正操作により銀行間取引金利を低く保ち、不正に利益を得ていたと批判した。訴訟の対象となった銀行には、バンク・オブ・アメリカ、シティバンク、JPモルガン・チェースなどが含まれる。

4.欧州がマイナス金利の時代に、欧州版QEを発動

欧州中央銀行のドラギ総裁は6月6日、預金金利を−0.1%に、政策金利を0.15%に引き下げ、上限金利の限界貸出金利を35ベーシスポイント引き下げ0.4%とすることを発表した。これは欧州中央銀行が、マイナス金利を適用した初の世界主要中央銀行になったことを意味する。ドラギ総裁は11月17日、「ユーロ圏の経済成長の原動力が弱まっており、経済成長率と物価上昇率が低迷を続ければ、欧州中央銀行は国債購入などのさらなる緊急措置により景気を刺激する」と表明した。欧州委員会のユンカー委員長は11月26日に欧州議会に対して、総額3150億ユーロ・3年間の膨大な景気刺激計画を正式に提出した。

5.BRICS開発銀行が誕生

中国、ブラジル、ロシア、インド、南アフリカは7月15日にブラジルのフォルタレザで協定を締結し、BRICS開発銀行を設立し、緊急時に資金を融通し合う外貨準備基金を発足することを発表した。協定の内容によると、開発銀行の本店は上海に設立される。BRICS開発銀行は資本金を1000億ドルまで増資する予定で、初期の500億ドルの資本金については各加盟国が均等に出資する。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年12月24日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。