清華大学中国・世界経済研究センターの李稲葵主任は、21日に開催された『2014中国(大連)消費経済フォーラム』で、「経済のニューノーマルのカギは、新たな成長ポイントを作り出すことと、そのための基礎を固めることである。
その中で最も大切なことは変革とイノベーションである」と語った。さらにその変革とイノベーションは、投資、生産、消費の3つの分野で行われなければならないと指摘。
「投資の面では、生産能力を大幅に引き上げる従来の方式から、都市住民が最も必要とするインフラ設備投資に転換するとともに、資金調達方法についても、銀行融資や土地の売却方式に加えて、市場(民間)の資金を活用する」「生産の面では、グリーン化が最大のポイント。エネルギー消費量が減れば、大気汚染を減る」「消費の面では、その潜在力を大幅に高めるために、①ぜいたく商品の消費から、大衆消費へ移行する、②電子商取引をさらに拡大し、大口商品の販売方式を変革する、③モノの消費からサービスの消費へ移行する」――などの必要性が示された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年12月23日