24日に約100ベーシスポイント上昇したのに続き、人民元対米ドル直物相場は25日に再び200ベーシスポイント近く上昇した。人民元対米ドル直物相場の1日の上昇幅としては7カ月ぶりの高水準となった。26日付中国証券報が伝えた。
市場関係者は、「人民元対米ドルレート基準値が持ち直していること、これまでの人民元安が一段落したことを背景とした外貨保有意欲の減退、これに欧米のクリスマス休暇による取引の減少などの影響を受け、市場における相場の変動幅が大きくなったことが、同日の大幅な人民元高の原因となった」と分析する。当面、人民元相場は一定区間内で変動を続けることが予想されている。
「中国証券報」より2014年12月26日