2014年の締めくくりに、人民日報と中央人民広播電台は共同で2014年の世界10大ニュースを発表した。人民日報が伝えた。
(1)北京APEC 中国の特色ある大国外交が全面的に展開
11月5日から11日にかけ、アジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議ウィークが北京で行われた。未来に向けたアジア太平洋パートナーシップの構築、アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)構築の始動が確定し、アジア太平洋地域の長期的な発展と共同反映のために、新たなビジョンを描き、新たな方向を指し示し、新たな原動力を注入した。
(2)世界経済の疲弊がやや改善 中国の中高速成長が世界に利益
2014年、世界経済は力強い回復を見せたわけではなかった。国際組織の予測によると、2014年の世界経済成長率は3.3%、世界貿易の伸び率見通しは3.1%と、いずれも金融危機以前の水準を下回った。国際通貨基金(IMF)の予測によると、中国は今年7.4%の中高速成長を維持し、世界経済成長に対する寄与率は27.8%に達すると見られる。
(3)西アフリカ諸国におけるエボラ出血熱の流行 中国が支援提供
今年の3月から、これまでで最も深刻なエボラ出血熱の大流行が西アフリカで勃発した。中国政府は4回にわたる緊急支援(総額7億5千万元)を実施し、第一線で移動実験室による検査を実施し、経過観察センター、診療センターの建設と運営を支援し、公共衛生人材の養成プログラムを実施した。これまでに流行地域に派遣されたスタッフはのべ1千人を越える。