経済のモデルチェンジ、政策の改善により、中国のM&Aがピークを迎えている。2015年の資本市場のM&A規模が記録を更新し、A株市場の上昇を後押しすると見られる。軍需産業や電力などの重点業界の改革、国有企業の改革、混合所有制改革関連株の上昇が期待されている。14日付中国証券報が伝えた。
政策の動向を見ると、M&Aは政策からより力強い支援を受ける。改正後の「上場企業重大資産合併管理方法」と「上場企業買収管理方法」は、非ヤドカリ上場関連の企業の重大な資産購入・売却・置換行為に対する審査、株式公開買い付けの事前審査などを撤廃した。上場企業はまた、関連する部・委員会および中国証券監督管理委員会(証監会)に、行政許可の申請書を同時に提出できる。関連部・委員会がこれを同時に審査することで、上場企業のM&Aの期間が短縮される。
中国財政部、国家税務総局が共同発表した「非通貨性資産投資企業の所得税政策の問題に関する通知」と「企業合併に関連する企業所得税の処理の問題に関する通知」は、合併の特殊性税務処理の適用範囲を拡大し、非通貨性資産に対する投資の納税猶予期間を延長する政策を発表した。M&A関連政策は今後、さらに緩和される見通しだ。
「中国証券報」より2015年1月14日