米ニュース専門有線テレビCNN3月2日付報道によると、今年2月の中国映画産業は6億5000億米ドルの興行収入で、6億4000億ドルというアメリカ映画のそれを初めて抜いた。
当該データは中国娯楽調査会社EntGroupが提供したもの。データによると、春節(旧正月)期間中、中国の映画館は合計2億8200万米ドルの興行収入を得た。チョウ・ユンファ主演の「澳門風雲」パート2は1億400万米ドルの興行収入でトップ入り、ジャッキー・チェーン、ジョン・キューザック、エンドリアン・ブロディ主演の「天将雄獅」(Dragon Blade)は9500万米ドルの興業収入で2位をランクイン。
近年、中国の商業巨頭は全国のエンターテイメント業界に大掛かりに投資し、急速に成長する大衆エンターテイメント市場で利益を求めようとしている。
2013年、中国万達集団の憶万長者王健林氏は82億米ドルを投じて中国版ハリウッドを建設しようと計画した。建設完成後、青島東方電影大都会は大量の映画基地、スタジオ、映画製作施設、テーマ―パークとホテルを有することになる。関連筋によると、王氏は以前米AMC映画館を買収したことがある。
それと同時に、中国の映画ファンは依然として海外の映画・ドラマに夢中で、最新作の「トランスフォーマー4」も中国でかなり高い興行収入を獲得している。アリババとテンセントなどのIT巨頭も海外の映画・ドラマに積極的に投資しているが、しかし外国映画の中国における市場開拓には依然として壁が厚い。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年3月7日