米財務省が3月16日に発表した最新データによると、中国は今年1月に米国債を52億ドル売り増しし、5ヶ月連続の売り増しとなった。米国の最大の「債権者」としての中国の地位に変化はなかった。
米財務省が同日発表したデータによると、中国の今年1月の米国債保有額は1兆2391億ドルで、前月の修正後の1兆2443億ドルを下回った。中国はこれで、5ヶ月連続で米国債を売り増しした。中国は昨年9−12月の間に、米国債をそれぞれ34億ドル、136億ドル、23億ドル、61億ドル売り増ししていた。
中国の米国債保有規模は、2014年1月より365億ドル減少している。
米国にとって2番目の債権者である日本は、今年1月に米国債を買い増しし、昨年12月の1兆2309億ドルから1兆2386億ドルに追加した。中国の1月の米国債保有額は、日本を5億ドル上回った。
中国政府は米国債の買い増し・売り増しについて、「米国債市場は中国にとって重要な市場であり、買い増しにせよ売り増しにせよ正常な投資だ。中国は市場の各種変動に基づき、動的な改善・調整を行う」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年3月17日