データは依然として振るわないが、中国不動産市場の信頼感指数は春節(旧正月)前より大幅に上昇している。住宅積立金の上限引き上げのほか、済南市や寧波市などは貸付や保障性住宅など、不動産市場の規制を緩和する政策を発表した。不動産市場は3月に入ってから回復傾向を強めており、市場に楽観ムードが広まっている。20日付中国証券報が伝えた。
中国政府高官は不動産市場の問題に注目しており、中国住宅・都市農村建設部などの部門に対して対策を検討し、政策の準備を整えることで、不動産市場を安定化させるよう求めている。関連部門は、政策の準備を進めている。これには税収、購入制限、不動産ローン関連規制の緩和の他に、バラック区改造への支援の強化、社会資本の導入などが含まれる。関連部門は現在、関連する政策の発表に適した時期を見計らっている。
「中国証券報」より2015年3月20日