オーストリア外務省の報道官は24日、オーストリア社会民主党・国民党連立政権が同日開かれた政府内部の会議で、アジアインフラ投資銀行(AIIB)への加入を申請することを決定したと発表した。
オーストリアの通信社は、「オーストリア財務省は政府の委託を受け、AIIB加入に関する交渉に参加する」と報じた。
現地メディアによると、オーストリアのAIIBへの出資金は3000−5000万ユーロに達する可能性がある。対外政策の面から見て、オーストリアはAIIB加入により、中国やアジアとのつながりを強化できる。経済政策の面から見て、オーストリアはAIIB加入によりアジアに進出した企業に利益をもたらすことができる。
ブルームバーグは同日、カナダが中国主導のAIIBの加入を検討中と報じた。
カナダ財務省のDavid Barnabe報道官は電子メールで、「カナダは本件を検討中だ」とした上で、銀行の目標、管理構造、運営方式に関する議論にあと数ヶ月の時間を要すると表明した。
米国主導のG7のうち、米国と日本のみが静観し、のけものにされている。
麻生太郎副総理兼財務相は、日本側の条件が満たされれば加入を検討する可能性があると述べた。ロイター通信は、これは日本から訪れた驚くべき時だと報じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年3月25日