米財務長官が訪中、AIIBとの連携の意向を示す

米財務長官が訪中、AIIBとの連携の意向を示す。

タグ: 米財務長官 訪中 AIIB

発信時間: 2015-03-31 11:24:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米大統領特使、米財務長官のジェイコブ・ルー氏が30日より、2日間の訪中を開始した。ルー氏は初日、李克強総理、汪洋副総理と会談した。ルー氏の訪問日程が、アジアインフラ投資銀行(AIIB)創設メンバー申請の締切日と奇しくも合致したことは、海外に多くの想像の余地を与えた。「米国はAIIBとの協力を希望している」という30日の発言は、海外の憶測への回答のようにも思える。

ルー氏は、「中国がアジアのインフラ整備で大きな力を発揮することを歓迎し、二国間・多国間の連携を強化していきたい。この連携は、米中戦略・経済対話、世界銀行、AIIB、米中両国が受け入れるその他の枠組みによって進めることができる」と述べた。米メディアは、「米財務長官の訪中は、中国主導のAIIBの創設メンバー申請の締切前日だった。米国はこれまで、この設立が計画されている地域開発機構の貸付条件を懸念し、同盟国に加入を見送るよう促していた。しかしこの数週間に渡り、米国の欧州・アジアにおける主要同盟国が相次いでAIIBへの加入意向を示した。米国はこれまでの強硬な態度を変えたが、未だ加入の意向を示していない」と報じた。

北京大学経済学院の曹和平教授は30日、環球時報の記者に対して、「米財務長官が訪中し、AIIBとの連携の意向を示したのは、全世界が米国から離れる中での挽回策だった。こうすることで世界に外交的な姿勢を示すと同時に、米国が加入しない場合も、世界銀行やアジア開発銀行を通じてAIIBと連携できることを示した。米国はAIIB問題について、まずは自分の間違いを認めるべきだ。中国は欧州諸国、オーストラリア、韓国などと同じ側に立っている。米国はなぜ歴史に逆行する側に立ったのかを反省しなければならない。米国がAIIBに加入する可能性は依然としてあるが、米国は非常に厳しい条件を突きつけるだろう」と分析した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月31日

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