中央テレビ局は先日、適用面積とホルムアルデヒド除去率で不正確な表示がある市販空気洗浄機のリストを発表したが、パナソニックの製品も入っていた。ホルムアルデヒド除去率が99%と表示されている空気洗浄機F-VXG70Cの実測値はわずか56%にとどまっているというものだった。また、検査された6つの空気洗浄機製品のうち、パナソニックの商品にのみ適用面積が表示されていなかった。
現在、パナソニックは事業形態の転換を行っている最中だ。個人消費者向けのビジネスモデルから商用分野における顧客向けのそれに変え、個人電子消費者としての家電業務は廃れつつある。先日、日本パナソニック電器株式会社の津賀一宏社長は公な場で、「パナソニックはそれまでの単純な家電製造企業のイメージを確実に変え、家電・住宅・自動車・B2Bソリューション・デバイスという5大ビジネス分野における実力の形成を目指しており、家電事業は今後5つの事業分野の1つだけになる」と表明した。