先ほど発表された「シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロードの共同建設推進の青写真と行動指針」で、最も重視されたのは交通インフラの相互連結だ。これは「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)戦略の実施において、道路・鉄道・水運を始めとする交通インフラの建設が、一つ目の突破口になることを意味している。交通インフラがもたらす1兆元以上の投資は、中国経済の発展に新たな原動力をもたらすと同時に、A株市場に「金の卵」をもたらすことになる。
習近平中国国家主席は昨年11月、「相互連結パートナーシップ強化対話会議」において、「道」が国際社会の相互連結に対して発揮する力を特に強調し、中国が400億ドルを出資するシルクロード基金の創設を提唱した。中国は交通インフラを突破口とし、アジアの相互連結の一日も早い収穫を実現し、中国と隣国の鉄道・道路建設を優先的に推進する。
「青写真と行動指針」は、交通インフラの整備で重要ルート・重点プロジェクトを掴み、道路が途切れている区間を優先的につなげ、ボトルネックとなっている区間をスムーズにし、道路安全保護設備および交通管理設備を整備し、道路開通水準を高めるとした。