分布地域を見ると、中国の富豪たちは主に北部と東部に分布しており、中でも北京市、広東省、上海市と浙江省の占める比率が最も高く、いずれも10%を上回った。彼らが経営している企業の6割近くが上場を果たしており、うち国内上場は7割を上回った。これら企業の業種は製造業、不動産とTMT(科学技術、メディアと通信)を主としており、約半分を占めている。残りはサービス業、重工業、製薬、エネルギー業が多い。
調査結果では、中国の富豪たちが企業の経営環境に比較的楽観的な見方を示しており、約半数は向こう3年以内に企業融資の利便性、全般的な経済情勢、企業家の社会的地位がより良くなるとしている。一方で、企業の収益力について彼らが保守的となっており、はほぼ変わらずは43%、悪くなるとしているのは23%を占めた。