AIIB、米国主導の世界に変化をもたらす
AIIB、米国主導の世界に変化をもたらす。 アジアインフラ投資銀行（AIIB）はこのほど、国際ニュースの「キーワード」になっている。AIIBを巡る議論は、いわゆる米国の衰退と中国の台頭から離れられない。かつて「ソフトパワー」という言葉を使ったハーバード大学のジョセフ・ナイ教授は再び著書の中で、この米国衰退論に戦いを挑んだ…
タグ： AIIB 孤立 ソフトパワー
発信時間： 2015-04-06 09:16:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
アジアインフラ投資銀行（AIIB）はこのほど、国際ニュースの「キーワード」になっている。AIIBを巡る議論は、いわゆる米国の衰退と中国の台頭から離れられない。かつて「ソフトパワー」という言葉を使ったハーバード大学のジョセフ・ナイ教授は再び著書の中で、この米国衰退論に戦いを挑んだ。ナイ教授は、「政治・経済・文化・外交の優位により、米国の世界における主導的な地位は、少なくともあと数十年間維持される」とした。
タイムズ編集長のヘンリー・ルース氏は1941年、「米国の世紀」が来たと述べた。一般的には、米国の世界における主導的な地位は、第二次大戦後に確立されたことになっている。冷戦終了後、米国はさらに世界唯一の超大国になった。時に米国衰退論を唱える人がいるが、米国の超大国としての地位はいかなる国によっても揺るがされない。これは誰もが理解していることだ。
しかし今回、親密な同盟国関係を結んでいた国々が相次いでAIIBの加入を申請したことで、米国は本当に焦りを覚えているかもしれない。AIIB創設メンバー加入締切の前日、ジェイコブ・ルー財務長官は米大統領特使として訪中した。
現在の世界の政治・経済構造は、戦後の米国主導の西側世界によって形成された。世界銀行、国際通貨基金を中心とする世界経済管理構造、冷戦後も存在し続けている北大西洋条約機構などの軍事組織・同盟の至るところに米国というリーダーの影が見られ、米国の利益が示されている。
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