上海国際経済貿易仲裁委員会(上海国際仲裁センター)は11日、上海市、天津市、福建省、広東省などの自由貿易試験区にある仲裁機関が集まって、中国自由貿易試験区仲裁協力連盟を発足したことを明らかにした。自由貿易試験区の仲裁機関の協力交流メカニズムを構築し、各自由貿易試験区の優れた仲裁資源を結集させて、自由貿易試験区の仲裁における専門的で国際化したサービスの水準をともに引き上げることを目指すという。
最高人民法院(最高裁に相当)の劉貴祥副部級専門委員(第一巡回法廷裁判長)は、「中国の自由貿易試験区が拡張を続けることを背景として、試験区の建設において法治の役割をよりよく発揮させるにはどうしたらよいかをめぐり、仲裁にはやるべきことがたくさんあるし、裁判所も協力しないということはあり得ない。第一巡回法廷は今後、試験区の法治の革新に向けた研究と推進を一層強化し、試験区の仲裁機関との交流を一層強化し、司法と仲裁との連動を通じて、『1+1>2』の効果を上げる法治の体制を作っていく」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年4月12日