中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は17日「国際通貨基金(IMF)は中国の人民元を特別引出権(SDR)の通貨バスケットに採用するプロセスを現在進めている。中国も自身の改革を進めることで、このプロセスを推し進めていく」と明らかにしました。
周総裁はIMFと世界銀行の春季総会の期間中、新華社のインタビューを受けて「この採用プロセスは審議段階に入ったばかりだ。中国政府は第12次五カ年計画に『人民元の資本項目の交換性を徐々に実現する』と打ち出した。2015年はこの五カ年計画の最後の1年だ。人民元の国際化の推進や、我々自国の貿易、投資、金融市場における需要から、中国政府は改革を加速し、この目標の実現を推し進めていく方針だ」と話しました。
「中国国際放送局日本語版」2015年4月19日