中国ですでに開業している最高峰の商用ビルは「外灘金融センター」である。93階のホテル階に行くのに、もしも分速60mの普通のエレベーターを使うとすれば、到着に8分かかる。だが中国地区最速の東芝のエレベーターで行けば、3分以内で到着する。「エレベーターはすでに、ビル内の道具や設備であることを超え、最重要の『交通施設』となっている。人々はエレベーターにも『スマート、快適、安心』を求めるようになっている」
エレベーターの快適度を高めるため、東芝は長期にわたって多くの実験を行ってきた。急速昇降するエレベーターにコインを立て、これが倒れないかを確かめるという実験もあった。「東芝がエレベーターの快適さに一貫してこだわってきたことの一例だ」