東芝のエレベーターは安心・安全も追求してきた。「中国では地域差が大きく、エレベーターメーカーは気侯に応じた安全対策を取らなければならない。例えば南方では、台風による停電や水害に対応する必要がある。停電時の継続運転には『トスムーブ』というシステムが開発しされた。このシステムは平常時にはエネルギーを回収して循環利用することもでき、省エネ率は20%に達する。遠隔監視サービスや全天候型24時間のコールセンターもあり、乗客の安全を最大限に守る措置が取られている」
エレベーターのスマート性能の開発も進んでいる。建物に着く前からスマートフォンでエレベーターを予約するシステムもその一つだ。エレベーターの前で長時間待つことなく、行きたい階にすぐに行けるようになる。「携帯電話の指令を合理的に制御できるようになれば、携帯電話とエレベーターとの連動は今後の新たなトレンドとなるだろう」。(編集MA)
「人民網日本語版」2015年5月22日