今年の6月1日は「国際子どもの日」だが、この祝日を祝う最高の贈り物となったのが最近公開された3DCG版アニメーション映画「STAND BY ME ドラえもん」だ。同映画は、28日に中国全土で公開され、3日間の興行収入が1億元(約20億円)を超える大ヒットスタートを切った。誕生して46年目を迎えたドラえもんは中国の観客を号泣させ、早くも懐古ブームを引き起こしている。
■ドラえもんのエッセンスが濃縮された名作を再現
「ドラえもん」は日本の漫画家、藤子・F・不二雄氏が1969年に連載を開始した漫画だ。中国では、アニメシリーズの「ドラえもん」が1991年に放送開始され、数世代にわたる中国人の間で、非常に馴染み深いキャラクターとなっている。
数十年にわたる名作漫画のエッセンスが濃縮された今回の劇場版「STAND BY ME ドラえもん」は、のび太が作った借金が原因でひどい迷惑をこうむっていたのび太の子孫セワシが、ひどい人生を変えようとドラえもんを載せてタイムマシンで訪れるところから始まって、のび太が幸せな人生を手に入れるのを見届けたドラえもんがのび太のもとを去るまでを描いている。