世界最大のETF運用会社のバンガードは先般、中国A株を新興市場ETFに組み入れることを発表した。A株が世界的な新興市場ETFに組み入れられるのは初めてとなる。
バンガードは、米国上場のFTSE新興市場ETFにA株を追加し、ウエイトを約5.6%にすると発表した。バンガードによるETF運用規模は約500億ドル規模で、世界最大のETFファンドのの1つとなっている。バンガードの基準指数は、既存のFTSE新興市場指数から、約12カ月の試験導入期間を経て、本格的にA株指数と連動する新興市場指数になる。
バンガードのビル・マクナブCEOは、「初めてA株を組み入れるこの世界主要新興市場ETFはさらに多元化し、新興市場に特化し、かつ中国株式市場の成長の潜在力を共有し、投資家に利益をもたらす」と述べた。