中国とタイの鉄道プロジェクトの運行時速は約180キロで、中国の特急・高速鉄道の間に位置する速度となる。4本の総延長は870キロ。数回の協議を経て、EPC契約(設計・調達・建設を含む)の協力枠組みの原則に基づきほぼ合意に達しているが、金利や総工費などの問題についてさらに検討する必要があるという。
タイ政府副報道官は今月1日、両国が今月末に交渉を再開することを発表した。プラジン運輸相は現地メディアの取材に応じた際に、4本の建設の大まかな日程表を明かした。プラジン運輸相は、両国が共同建設する鉄道が、2017年末に運営を開始すると予想した。
全体的に見ると、中日はタイでそれぞれの収穫を手にし、事業を展開している。中国とタイの鉄道協力にはまだ高速鉄道が含まれず、「中速」の複線が中心となっている。交渉は現在も急ピッチで進められている。中国とタイの鉄道は南北方向を中心としており、中国と東南アジア諸国相互連結の戦略に合致している。両国の鉄道協力に関連するバンコク〜ノンカイ線は、北はラオスのビエンチャンを経由し昆明市と直接つながり、南はマレーシアとシンガポールに向かい、汎アジア鉄道構想の重要な一環となる可能性がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年6月5日