中国自動車流通協会が1日に発表したデータによると、6月の中国自動車ディーラー在庫警報指数は64.6、前月比7.3%、前年同期比5.7%、それぞれ上昇した。在庫警報指数は、9カ月連続で警戒ラインを上回った。北京商報が伝えた。
中国流通協会産業協調部の郎学紅・副事務総長は、「2015年6月の中国自動車ディーラー在庫警告指数は64.6だった。これは主に、5月に値下げによる販促活動が展開されたことによる。また、集客数は、前月に比べてやや減少した。各ディーラーにとって、7月の販売情勢も、依然厳しいものとなっている」と指摘した。
業界関係者は、「在庫が9カ月以上警戒ラインを超える状況のもと、ディーラーは何等かの手を打つ必要がある。また、メーカーも、市場の変化に対応しながら、製品の生産計画を適宜変更すべきだ」との見方を示した。