サンアントニオ市にあるテキサス大学のキャンパスで14日、中国のビジネスチャンスについての説明会が開かれた。説明会は当初、それほど期待できそうなものとは考えられていなかった。米紙「サンアントニオ・エクスプレス・ニュース」が14日伝えた(原題「中国にはまだビジネスチャンスがある」)。
中国経済の成長率は減速している。賃金コストの上昇や中国企業との競争は日増しに高まっており、中国の米国企業の利益率は低下を続けている。
だがビジネス専門家のEric Hsu氏とFlora Fan氏によると、米国企業の投資を引きつけるその他の状況と比べれば、こうした不利な要素は無に等しい。Hsu氏によると、中国の人口は毎年1%の勢いで都市住民化している。ニューヨーク市が毎年新たに1つできるようなものである。都市が成長すれば、省エネ建築材料やクリーン代替エネルギーの需要も高まる。
Hsu氏によると、人口の高齢化に伴い、中国には今年、5000億ドルもの医療産業のチャンスが現れる。病院に対する中国のニーズは非常に大きく、7都市では完全外資の病院の設立が許可された。中国政府はさらに、田舎にもさらに多くのクリニックを建設しようとしている。「米国の医療設備会社には多くのチャンスがある」