中国の製造した世界初の6GHZ以下5G低周波サンプル機が16日、2015世界モバイル大会に登場した。中国が独自に作った5G標準は現在、世界の次世代モバイル通信の標準への道を急速に進んでいる。ネットワーク速度は10GBPSに達し、モバイルネットの速度は4Gの100倍となり、ハイビジョンの映画も1秒もかからずにダウンロードでき、ロボットハンドを遠距離制御して精度の高い仕事をすることができる。高速インターネットと大流量に基づく仮想現実や3Dホログラフィックプロジェクション技術の応用はもはや夢ではない。
「私たちは3G時代を後追いし、4G時代をともに切り開いた。5G時代は私たちがリードしている」。大唐電信産業集団の真才基董事長によると、2Gや3Gの時代は技術で遅れを取っていたが、4G時代に入ると中国の通信産業には全面的な変化が起こった。3G時代のTD開拓という産業の土台に基づき、4G時代のTD-LTEの発展によって中国は、世界の先端水準に追いつき追い越すチャンスを迎えた。現在の5G技術標準の研究開発においては、中国は世界の先頭を走っている。
工業情報化部の尚氷・副部長は世界モバイル大会サミットフォーラムで、「工業情報化部がTD—LTEの運営許可を発給して1年半で、中国は最大のTD—LTE商用ネットワークを構築し、全国のほぼすべての都市をカバーするようになった。基地局はすでに90万カ所を超えている。TD—LTEの大規模発展を受け、モバイルインターネットは経済社会の各分野との融合を加速し、国内外で上場している中国のインターネット企業は92社にのぼり、上場したインターネット企業のうち4社は世界のトップ10、12社はトップ30に入っており、中国はインターネットの大国から強国へと前進している」と語った。