今年5月末、中国の鉄道車両メーカー・中車長春軌道客車株式公司で、「五輪地下鉄」の最後の車両がラインオフ。ブラジルに納品される全ての車両が完成し、既にリオデジャネイロ地下鉄の1号線と2号線で現在使用されている。4号線が来年上半期に開通すれば、地下鉄で五輪の選手村に行くこともできる。中国製の地下鉄車両が五輪で活躍する、新たな歴史の幕開けだ。
現時点で、同社は、リオデジャネイロ向けの電車100組(400両)、地下鉄車両34組(204両)を受注している。これら車両は、リオデジャネイロの地下鉄・都市鉄道輸送力の約82%を担うことになる。リオデジャネイロ交通当局のCarlos Roberto Osorio長官は取材に対して、「中国製の車両は性能が高い。リオジャネイロの交通機関輸送力の向上に一役買うだろう」と評価している。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年8月6日