エコノミストで北京大学の曹和平・教授は「環球時報」の取材に対し、「世界経済の減速において、一番厄介な問題は大国の間で協力姿勢が見られず、逆に互いの足を引っ張ることだ」と指摘した。「世界一の経済大国で、基軸通貨国の米国が、世界的な景気後退局面にあるなか、今年初めに利上げを示唆した。世界経済が米国の道連れになってしまう。中国が重要な貿易相手にもかかわらず、日本は中国を貶めたりする」と非難。その上、「世界経済の浮揚には、基軸通貨国の責任が大きい。中国に世論が矛先を向けるのは筋違いだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月9日